| ◇平成22年度・埼玉県公立高校入試について◇ |
県公立高校では今年度から、これまでの公立高校の入試システムが変更されました。従来の「前期募集」、「後期募集」の形式は維持されますが、その内容には大きな変化が見られます。 |
■入試日程■ |
| 前期募集 | 後期募集 |
| 試験日:2月16日・17日/合格発表:2月24日 | 試験日:3月4日/合格発表:3月10日 |
■募集人員の割合■ |
| 前期募集 | 後期募集 |
| 普 通 科:75% 普通科のコース:75% 専門学科・総合学科:100% 芸術系学科:100% ◆全体として募集定員の約80%◆ |
普 通 科:25% 普通科のコース:25% 専門学科・総合学科:欠員補充分 芸術系学科:欠員補充分 ◆全体として募集定員の約20%◆ |
■選抜方法■ |
| 前期募集 | 後期募集 |
| ●調査書+学力検査(5教科・500点満点) ●調査書+学力検査(5教科・500点満点)+面接 上記から各高校が自由に選択 |
●調査書+学力検査(3教科・300点満点) ●調査書+学力検査(3教科・300点満点)+面接 上記から各高校が自由に選択 |
■全般的動向・前期募集■ |
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普通科では、合格者の割合を募集人員の75%に設定したことで、21年度までの「前期募集」のような5倍、6倍という極端な高倍率校はなくなりました。その一方で、普通科全体の倍率が従来に比べてじわりと高くなっているのが目につきます。 最初から高倍率が予想される学力上位校や人気校ばかりでなく、学力中位校・下位校にも高倍率の波が広がり、埼玉県全体の普通科で見ても、「前期募集」で倍率が1倍に満たない高校はわずか1校に過ぎません(進修館高校)。 経済不況下での公立高校志向に加えて、特に学力中位校・下位校の倍率上昇の一因には、合格可能性を高めるために、本来の実力より1ランク程度下の高校を志望する受験生の増加があると推定されます。結果的に、もともと高倍率の学力上位校ばかりでなく、中位校・下位校でも例年になく多くの不合格者が出ることになりました。 専門学科・総合学科については、「前期募集」で定員の100%を合格させることもあり、一部を除いて全般的に1倍前後という穏やかな倍率でした。「前期募集」で定員に満たない学科・コースも少なくありませんでした。 |
■全般的動向・後期募集■ |
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「後期募集」では当然ながら、普通科のほとんどの高校で倍率が上昇しました。学力上位校の一部では倍率が3倍を超え、学力中位・下位校でも1.4倍を下回る高校は少なく、普通科の平均倍率は1.88倍に達しました。これは普通科の受験生のうち、半分近くが不合格になるという恐ろしい数字です。 個々の高校で見ても、倍率が1倍前後といういわゆる「安全校」がなくなり、学力中位以下の高校でも高い倍率になっています。このことは、受験生のかなりの人数が自己の学力レベルに適した高校から一段下げて、より安全な高校を志望する傾向にあることを示しており、学力下位の高校では行き場のない受験生が多数不合格になったと考えられます。
専門学科・総合学科では、「前期募集」で合格者が定員の100%に満たなかった高校で不足した人員を募集しましたが、一部で非常な高倍率になった学科・コースがありました。 |
