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大倉バス停から二俣までは、単調な林道歩きを強いられます。けれども鍋割山から塔ノ岳に連なる稜線上のコースはその分を返しておつりがくるほど気持ちのよい登山道です。

ルート(コースタイム)

1.大倉バス停(大倉登山口)

バス停周辺には、どんぐりハウスをはじめとする食堂が何軒か立ち並んでいます。どんぐりハウスの隣には県立秦野ビジターセンターがあります。入館料は無料ですので丹沢の自然や歴史に興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。また清潔な公衆トイレ、水場もあります。水場は登山靴の汚れを落とせるようなつくりになっています。うれしいことに、泥を落とすためのタワシも備えてあります。

バス停の向かい側にある日本そば屋の左隣には、登山者専用の有料駐車場があります。1日700円、24時間営業です。

この辺りは勤勉な農家の皆さんが1年を通じて畑作にいそしんでいます。車道沿いには、農家の皆さんの自慢の野菜を売る無料野菜販売所がいくつも立ち並んでいます。大きな白菜が100円、大根も100円。新鮮な国産野菜が安く手に入ります。なお、休日にはどんぐりハウスとビジターセンターの間にある敷地で、即売所が開設されます。なので、入山前より荷物が重くなるハイカーをよく目にします。 

2.大倉〜二俣(登り約1時間30分・下り約1時間30分)

大倉バス停前のT字路の車道を、鍋割山方面にたどります。(角に道標あり)道なりにしばらく進むと車道から左手に分かれる小道に入ります。(道標あり)小道はすぐに薄暗い植林の林の中に入ります。素直に進めばよいのですが、大きく左手にカーブする辺りで、紛らわしい枝道がまっすぐに伸びています。道標があるのでよほどそそっかしい方でない限り、迷うことはないでしょう。

やがて小道は林道につきあたります。その角を右手に折れてひたすら林道の上を歩きます。1時間ほど歩き続けると、二俣に到着します。沢の軽やかな瀬音がここちよい場所ですから、一休みするにはいいと思います。なおこの二俣から鍋割山と塔ノ岳の中間地点、小丸に直登するコース、大倉尾根上の堀山の家に続くコースがあります。

3.二俣〜鍋割山(登り約2時間・下り約1時間30分)

二俣からさらに林道の上を歩きます。しばらく進むと、ペットボトルやポリタンクがたくさん並べられた場所にたどり着きます。このペットボトルは鍋割山荘で使う水をボランティアで荷揚げするハイカーのためのものです。

小さな沢を渡り、小さな堰堤を乗り越えると本格的な登山道になります。最初は手入れの行き届いた植林帯の斜面をつづら折に登ります。植林帯を抜け、ちょっとした涸沢を通過して一登りすると、幅2メートルほどの稜線上にひょっこり出ます。ここが後沢乗越です。この稜線は、鍋割山から栗ノ木洞を経て、寄(やどろき)という集落に伸びる尾根です。二俣から多分1時間ほどの歩きでここまでくるでしょうし、これから鍋割山まで急な登りが続きますので一休みした方がよいでしょう。

後沢乗越から手入れの行き届いた稜線を1時間ほど登り詰めれば、鍋割山荘の建つ鍋割山(標高1272m)の頂です。この山の頂は展望に恵まれ、気持ちのよい草地が広がっています。つい大の字になって寝転びたくなる場所でもあります。でも、草地をよくよく見ると鹿の糞が散乱していますので、注意が必要です。

4.鍋割山〜金冷し(登り約50分・下り約50分)

鍋割山から金冷しまでの間が、このコース一番の核心部ともいえます。このなだらかな稜線は、鍋割山稜といいます。この山稜のブナの木の多さには、大倉尾根も表尾根も全くかないません。

こずえ越しに左手にはユーシン谷をはさんで、丹沢山から蛭ヶ岳、檜洞丸へと連なる丹沢主稜が望め、右手には秦野盆地、その向こうに相模湾が望めます。そんな稜線歩きを楽しむこと小一時間で、大倉尾根との分岐、金冷しに到着します。

5.金冷し〜塔ノ岳(登り約20分・下り約10分)

ここからしばらくなだらかな道が続きます。やがて階段状の急登に入れば、塔ノ岳(標高1490m)の頂上はもうすぐです。

この程度の山登りなぞ、ちっとも疲れやしないと見栄を張りたい方は、この辺りで、汗をぬぐうなり、呼吸を整えるなり、あるいは櫛で髪の毛をなでつけてから頂上にお越し下さい。