究極の可搬性

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 いくら、小口径といえども、例えば BORG ED50 は、デイパックにやっと収まる程度の大きさがあり、これと三脚、アクセサリを入れたら、他には何も入れられなくなります。双眼鏡のような手軽さで、惑星も観望できる望遠鏡を携帯したい、そんな憧れは、だいぶ以前からありました。

ミニボーグ45ED

borged45_3.jpg (47661 バイト)
口径45mm、f300mm、F6.6、2群2枚EDアポクロマート、マルチコート

borged45_1.jpg (66546 バイト) 発売当初に望遠鏡屋さんの店頭でデモされているのを覗いてみて、”良くできた双眼鏡”のような、歪みが少なく、クリアで透明感のあるすっきりとした寒色系の像を気に入ってしまいました。ミニボーグ50は今ひとつに感じましたので、「これだ!」と思いました。
 購入するまで少し時間がありましたが、結局購入しました。決め手は二つです。

1. ソーラーマックス40が直接取り付けできること。
 ねじ込み一回転ほどとちょっと不安が残るのですが、なんとかねじこめます。梅雨空でじっくりチェックしておりませんが、像は問題無いように思います。構成は、フードを外して、エタロン部を対物レンズ枠に直接ねじ込んでいます。フードにねじ込むことも出来、そのほうがねじ込み回転数が若干増えます。しかし、長さがフード分だけ増加します。接眼部は、7523(M57→M42P1AD)、M47ヘリコイドL、7525(M42→M36.4AD)、31.4 アメリカンサイズアダプタ、ブロッキングフィルター付ダイアゴナルです。
 アイピースのFは、太陽であれば、6mmぐらいが適します。可搬性という点からアイピースの本数を減らす目的で、ナグラーズームがベストマッチでしょうか。(^_^;
 この組合せで、アイピースによっては若干のドローチューブ調整を必要としますが、手持ちのアメリカンサイズアイピースはほとんど使えます。また、通常の望遠鏡として、一番上の画像にあるような天頂プリズムの組合せ、45°地上プリズムとの組合せも問題ありません。

2. borged45_2.jpg (30068 バイト)抜群の可搬性
 下に敷いているのは、100 円均一ショップで購入した A4 版のクッショッンバッグです。この中に余裕で収まってしまいます。

 上の画像では、カサイトレーディングの卓上架台に取り付けています。鏡筒が小さいので、可搬性という点からは、三脚の大きさをこのぐらいで抑えたい気がします。しかしながら、実は卓上架台というのは使える場所が本当に少ないのです。ETX-90EC なども、卓上で使うこともできますが、実際には観望地に望遠鏡がおけるような頑丈なテーブルなんて、そうあるわけでもないし、また、テーブルが邪魔して非常に覗きにくいのです。 そうなると、三脚を持っていくことになりますので、三脚が可搬性のネックになりますでしょうか。鏡筒が小型で、あまり高倍率をかけないという条件ならば、多少軟弱なカメラ用三脚と微動架台の組合せでも、なんとかなりそうです。このカサイトレーディングの卓上三脚の微動架台は取り外すことが可能で、裏面には、1/4インチタップが切られていますので、カメラ三脚への取り付けも可能です。(2003年7月21日)

 borged45_4.jpg (32923 バイト)右の図は、地上プリズムをセットして、フィールドスコープとした場合です。地上プリズムは、ビクセン光学のアウトレットで入手しました。プリズムが思っていたよりも大きく、ちょっと出っ張ってしまいました。像は、レンズ設計がポロプリズム使用を想定していないためか、少しソフトになる印象を受けますが、それなりにすっきりさを保っています。45°正立プリズムでも良いのですが、地上はストレートタイプが目標に合わせ易いです。ボーグ純正ダハプリズムも考えましたが、ポロの方が明るいか? と試してみました。

 余談ですが、この地上プリズムを入手するために、ビクセン光学にお邪魔しました。ドアを入って、矢印を頼りに階段を上がっていくと、そこには垂涎の光学部品の山が、、、地上プリズム以外に、いくつかめぼしいものを頂いていこうかとも思いましたが、小さいながらも拙宅も既に光学ジャンクの山が築かれており、時間もなかったので、早々に失礼してきました。展示室は、通路が狭いです。3人以上だと身動き取れなくなると思います。ジャンク漁りを満喫したいならば、一人で行った方が良いと思います。

 今年は、まだ梅雨明けしておらず、連日連夜どんよりとした曇空が広がっています。これを持ち出す日が待ち遠しい。 (2003年7月22日)

像について

 低倍率ではさほど目立ちませんが、100倍で電線チェックをしてみますと、だいぶ派手な糸巻き型になります。
(2003年7月26日)

miniBORG60ED

 (2006年3月) かなり迷いましたが、B 品を見つけて購入してしまいました。ファーストライトは 4 月 7 日。アポクロらしいすっきりとした像です。口径比が小さくなった ( 45ED は F6.6、60ED は F5.8 ) ので、収差が増えたのだろうと思っていましたが期待に反して、ピントが鋭い、なかなかの像を結びます。高倍率の像面は、45ED と同様に糸巻き型になりますが、同等か少し少ないか、そんなところです。高倍率像は 45ED よりも格段に良いです。口径差による解像度と光量の増加が明かな情報差をもたらしています。土星は、45ED では、平面ぽく見えますが、60ED では球面を感じ、環の濃淡もはっきりしてきます。
 大きさはかなり大きく、上記の A4 クッションバッグでは、天頂プリズムを外さないと収納できません。それでも、アイピース3〜4本を合わせても、このバッグの中に収まります。

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