4月11日の日記
鶴ちゃんはアメリカによるイラクの民主化には懐疑的です。
民主主義国家のはずのアメリカが、平和的解決を願う国連での多数の意見に背を向け、イラクに対し武力行使を行いフセイン政権を崩壊させました。国連安保理では武力行使反対が多数であったのに、それに背を向け、理由だけは国連決議1441を掲げるという身勝手な行動をとっています。攻撃の理由も、初めは核兵器保有が理由だったのに、いつのまにかフセインの圧政が攻撃の正当な理由であるかのごとくすり替わっています。はじめからフセイン政権の独裁的体質を攻撃の理由にすると、内政不干渉の国際的規範に反することとして賛成が得られないことは明らかだったからです。初めはは本心を隠して相手を油断させ、結果的には自分の主張を通してしまうというような「詐欺師まがいの」ことをアメリカはしたわけです。民主主義の模範的国家とはとても思えません。そのアメリカがイラクに新政権を作るのですから、真の民主国家など出来そうもないと鶴ちゃんは思うのです。フセインに逆らう意見はタブーだったイラクが、新政権以後はアメリカに逆らう意見がタブーになるのです。(4/11)
4月13日の日記
・・・アメリカに逆らうことがタブーになるのはイラクの新政権ではなく・・・国連がすでにそうなりかけているのかも知れない。アメリカに逆らうと「厄介なことになる」と、しぶしぶアメリカに同調せざるを得ない国が増えてきている。話し合いよりも武力が物事を決定するということが現実になった以上、話し合いによる紛争解決への期待感はおおきく低下してしまっている。太陽が北風の黒雲で覆い隠されているようなものだ。そのような地球で、我々はこれから暮らしてゆくことになる。
・・・アメリカはイラクの政権を崩壊させるという破壊行為は得意だったが、新しい自由で民主的国家を建設することはそれほど得意ではないかも知れない。失敗するかも知れない。混乱したイラクを治めることが出来るのは、西欧風の民主主義ではなく「イスラム主義」かも知れない。それを決めるのはイラクの国民だから。(4/13)