1998年2月23日:「心の教育について」

 私の住む埼玉県では、最近中学生による傷害致死事件が
起きたことをきっかけに、教育委員会も頭をひねって
「もっと心の教育が必要」などと、言っているようですが。
 
心の教育に音楽はいかがですか?色々と種類も豊富ですし
自分に合ったものに出あえば、どんな薬よりも「心の教育」に
よく効きます。お値段もピンからきりまで有るので、自分に合った
ところから始めれば、それでけっこう。・・・ひとつ、お試しあれ。
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 私が思うに、今の子供たちに必要なのは「心の教育」というよりは
「心のリハビリ」なのではないでしょうか?
マナーを知らない子供たちとか(大人もそうですが)言われていますが
自分さえ良ければ、他人の不愉快はどうでも良い、他人に傷を付ける
ことに抵抗感が無い・・・そんな子どもが多い傾向を感じています。
 
「だから、教育が必要!」と思う人も多いでしょうが、ちょっとまって。
 
「自分が大切にされている人は、他人を大切にできるものです。」
今の子供たちが他の人を傷つけることに無感動の様に見えるのは
「自分が傷ついているため」と言えないでしょうか。いじめが
増えていると言われてずいぶん経ちましたが、いじめられている子が
傷ついていることはもちろん、いじめている子も実は傷ついている
のではないでしょうか?。
「自分が大切にされていないから、他人を大切にできない。」のでは
ないでしょうか?。
 
 子ども達は、それぞれが他人とは少しずつ違った特性を持ち、個性
をもち、異なることに興味をもち、それぞれが異なることで能力を発揮
する、素晴らしい可能性を秘めているものだと思うのです。それが、
「勉強が出来る」と言う物差しだけで評価され、進学や就職、果ては
この人生までが、決められてしまうような社会、自分の本当の価値を
発見してくれたり認めてくれる場の無い社会に身を置いていることが、
ストレス・抑圧となって、子ども達を傷つけているのではないでしょうか。
 
これを癒すには、スポーツや音楽・美術・科学その他の、興味深いことに
ゆっくり取り組むことの出来る心と時間の余裕を、与えてあげることが
必要なのではないでしょうか?そんな中から、一人ひとりが自分の特性や
個性に気づき、自分発見〜自己実現へと開かれた人生コースを歩んでゆける
、そんなチャンスを与えてあげることが大切なのではないでしょうか。
 
そして、音楽に夢中になっている子どもに「そんなことばかりしていないで
勉強しなさい」などと、決して言わないこと!。
「なかなか頑張っているね、楽しみだな、頑張ってね」と言ってあげるので
なくては、「おまえの夢中になっていることは、価値がない」と言っている
のと同じで、子どもの心をすでに傷つけています。
 
 「もっと忍耐力をつけさせるべきだ。」などと言っている、お偉い方々、
子どもをさらに抑圧し、子どもの心に地雷を埋めてゆくつもりですか?
 
そんなわけで「心の教育」に音楽は最適と思う、鶴ちゃんでした。

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