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 garbage collection とは、コンピュータの用語で、メモリ上の無駄なデータ領域を開放するという意味。メモリと同様、ウサギ小屋という狭い空間で暮らしている限りは、何かを入手したら何かを捨てなければならない運命にあるわけで、そんな廃棄処分したモノのページです。

ワードプロセッサ NEC 文豪 mini5GX

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 風貌は、プリンターを搭載した大型のノートパソコンという感じでしょうか。
 パソコンから始めた世代の方には、想像も付かないでしょうが、昔々、ワープロ専用機というものがありました。中身はパソコンそのものなのですが、まだ、OS という概念がはっきりしていなかった時代で、ようやくディスク上のファイルの管理と、基本的な I/O だけは共通にアクセス出来るような DOS(Disk Operating Syatem)が出来上がってきた頃の遺物です。結果的に Windows などのように共通したプラットフォームの上に多くの機種に対応するアプリケーションソフトを構築するということが出来ず、ハードウエアの上にソフトを直に載せていました。ソフト開発といえば、ターゲットマシンを決めて、そのマシン専用に開発するということが当たり前であった時代です。
 そんな時代に、この文豪 mini5GX は当時としては珍しく DOS を搭載していました。当時、DOS として、CP/M  と MS-DOS が存在していましたが、この文豪 mini5GX に搭載していたのは、CP/M です。

 この文豪 mini5GX は、ちょっとしたキー操作で CP/M 環境に移行できました。さらに TELCOM という RS232C通信ソフトまで組み込まれていました。そのため、当時、パソコン通信サイトに接続して、 CP/M 向けのフリーソフト等をダウンロードし活用したり、BASIC でプログラムを作成したりと、パソコンと同じようなことが可能でした。さらに、雑誌の記事などを参考に MS-DOS を移植したりもしました。まさに、パソコンでしたね。

 もちろん、ワープロとしても酷使ししました。プリンタヘッドがすり減って、印字できない列が多数出て、確か 2 回ほどプリンタヘッドを交換しました。かな漢字変換は、現在の携帯と同等かそれ以下でした。当時は、変換機能がやっと実用になってきた時代でした。

EPSON WORDBANK NOTE

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 ワープロ環境を持ち歩くために購入した製品。これの弱みは液晶。表示不良が、すじ状に発生します。何度か修理に出しましたが再発するので、最終的には自分でバラして修理していました。ガラス基板の接点に対して、導電性ゴムを押しつけてコンタクトを取る構造となっています。この部分がずれたり、接触不良を起こしたりするわけです。はしりの悲しさといいますか、発展途上なんだなという印象を強く受けました。

東芝ダイナブック J-3100SS

 画像を撮っておけば良かったなあ。そのまえに捨ててしまいました。ノートブックパソコンのはしりでしたね。3kg ありましたが、それでも当時としては画期的な大きさと重量でした。もちろん、デイパックに詰め込んで持ち歩いて使用していました。これで、何通の論文を書いたかなあ。最終的には、FDドライブのベルトがスリップし始めて、廃棄となりました。このころまでのノートブックパソコンのキーボードは、デスクトップと同様のキーストロークの深い使いやすいキーボードだったです。この後に出てきたノートブックパソコンのキーボードは、どれも浅く小さくなっていきましたね。小型化のためにはやむを得ないのでしょうが、私にとっては大変打ちにくいです。

NECプリンタ PC-PR102TL

 バッテリー内蔵の熱転写型プリンタ。インタフェースはパラレルポートです。ハンドキャリーでプリンタを持ち歩く必要があったら、このあたりの大きさが限界なんでしょうね。最近のA4対応のポータブル機は大きすぎます。H470 というモバイルプリンタを持っていますが、ハンドキャリーは容易ではないです。
102TL は、その点、デイパックにも収まりますから、「使うかもしれない」ぐらいの動機でも、出張に持っていくことができました。また、カラーのインクリボンを使うと、OHP シートも作れるので、非常に重宝しました。このプリンタが活躍した時期は、講演の際の投影は、現在のようなパソコンをプロジェクタに接続するのではなく、OHP で透明フィルムに手書きするなり印刷するなりして、投影するのが主流でした。基本的に現地での手直しは不可能なのですが、このプリンタさえあれば直前まで書き換えることが可能でした。それ以前は、135 リバーサルフィルムでのスライド映写でした。なんて、昔話でしかないですね。
 このプリンタは熱転写型なのですが、そのころ全盛であったワープロ専用機のインクリボンがそのまま使えたのです。ですから、ちょっと大きな文房具店なら入手できるので、この点も便利でした。今となっては、ドライバが無い、インタフェースが無い、インクリボンが無い、出力が遅いといった状態で、廃棄しました。

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IBM ThinkPad 220

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 単三乾電池 6 本で動作するA5版サブノート型パソコン。CPUは386SL相当 16MHz。重量は1kg弱だったと記憶している。とにかく小型だったので、持ち歩きは便利だった。一応、Windows Ver 3.1 も動作した。液晶が白黒なので、色で表示するのが当然なWindowsアプリケーションは使いにくかった。もっぱら、出張時などのメモ帳代わりという使い方が主でした。
 初号機の液晶表示が消えるというトラブルがあった。IBM の修理費用は高い。初号機の液晶故障の際は、1万数千円の見積費用を払って、修理見積をしましたが、アッシー交換で10万円を超えるとの見積を頂き、結果的に断念し、秋葉原でバーゲンセール中だった同型機を 6 万数千円で購入してきました。2台目も、結果的には、液晶にすじが入るようになり引退しました。

iPodNano 第4世代

 アップルの製品は、作り込みがうまくて、購買意欲をそそります。音楽プレーヤとして購入しましたが、ゲームやノートなどの機能が付いており、いったい何を指向して作っているのか、困惑させられます。こうした機能を付けるぐらいなら、もっと音楽の機能を充実させて、音も良くして欲しかった。Nanoは、3年で電池に充電できなくなり、引退。
 

Asus Eee PC 901-X

 2008年7月、久々に自分のために自分の金で購入したノートパソコン。目的は、ドイツへ旅行する際にメールを見るためと、その後に控えていた国際会議での原稿を飛行機の中で作るためでした。C :ドライブ4GB、D: ドライブ 8GB でしたが、D: ドライブを 32GB に換装しました。メモリも 2GB に換装。
 テキスト入力だけの軽負荷ですと、10時間近くバッテリーが保ってくれて、結果的に成田−フランクフルト往復で、バッテリー切れを起こすことなく使えました。飛行時間は10時間以上ですが、食事したり寝たりとずっとキーボードを叩いている訳ではないので、これぐらいで充分だったです。少なくとも、公称8.3時間よりも長い間、バッテリが使えました。CPUは省電力重視で性能的には今ひとつのAtom N270。補助記憶はSSD。このSSDがSDカードやUSBメモリ並みに遅くて、速度の足を引っ張っていました。
 C: ドライブが、4GB と少ないので、Program Files を C: ドライブ置いておく事が出来ず、D:ドライブに移したりと、いろいろ使いこなしに工夫が必要です。
 2011年2月、処理速度の遅さとプロジェクター接続時の不安定に耐えきれなくなって、第一線を引退させました。代わりに購入したのは、東芝 Dynabook R730/39A。
 

東芝 Dynabook R730/39A

 個人的に購入したダイナブックは、これで2台目。ヨーロッパ行きの飛行機でもバッテリーが保つこと、小型で持ち運べること、が最大の条件でした。そのため、ハードディスクではなく、128GB SSD搭載の本機にしました。これの欠点は、液晶パネルが弱いこと。多くの荷物の中に入れて、液晶パネルに力を加えると意外に簡単に故障します。一回、壊しました。修理費4万円余。WiMAX搭載ですので、国内の大きな都市ならばどこでもネットに接続できるのが良いです。
 その後、もう一回液晶を割り、純正だと修理が高額なので、別の業者に修理を依頼しました。結果的に、3万円強の金額がかかり、別の業者を選定した理由がなかった。この業者の修理はあまり良くなかったらしく、半年ほどでもう一回割りました。純正品の修理を依頼したら、社外品が取り付けられていると修理拒否されますので、結局、修理を断念し、買い換えを決意。

[2016年2月] この機種に使えるという液晶パネルを販売しているのを見つけ購入。これを使って修理しました。完全なコンパチブルではなく、あちこち削ったり配線を引き出したりと少し苦労しましたが、何とか蘇りました。この購入した液晶パネルは従来品より重かったです。
 ノートブックパソコンは、持ち歩けば液晶パネルが割れる危険性があるのは必然です。割れたら修理して使うのが常道なのかも知れません。 
 

東芝 Dnnabook R83/PB

 一時、R730/39Aの修理を断念したこともあり、その後継として購入。R730からの変更点は多々ありますが、まあ、許せる範囲かなあ。バッテリーがR730と形は同じなのにわざわざ差し込めなくしている、、、、
 それよりも、OS!
 Windows8.1、あ”〜、この使い勝手の悪いOSは発狂しそう。考えについて行けない。現役は、Windows7 で逃げ切りたかった。知人などからも、何度もサービスセンターに電話をかけただとか、アプリケーションを起動するまでの儀式が増えて使い勝手が悪くなったとか、いろいろな声が聞こえてきます。そもそもタブレットと同じユーザーインタフェースにするという発想に疑問があるし、もしそうであったとしても、画面が大きくなったからとアイコンも大きくする必要もないでしょう。画面に大きさに関わりなく、常に指先と同じ大きさにアイコンを設定するなど簡単な話です。そんなことをするぐらいなら、解像度が変わっても、字の大きさが同じになるようにして欲しい。
 

BOSE 101MM

 既に製造中止になったスピーカー。勤務先に50インチのディスプレイが入り、それのスピーカー用として購入してみました。中古屋でペアで約1万円ですが、この価格をどう見るかは微妙だと思います。ただ、一つ言えることは、この101MMは極めて長寿命だということ。最近の高音質スピーカーのエッジにはウレタンが使われていますが、ウレタンエッジは加水分解を起こすので、居間など高温多湿環境では10年で確実にボロボロになります。このスピーカーはプロ用に高耐久を意識しているのでウレタンを使用していません。そんなわけで、10年前の製品でも割と安心して購入できます。スピーカーとしては、小規模な喫茶店などでよく見かけるかなと思います。音は良くも悪くもボーズサウンド。緻密さには欠けるけども、バランスが良く欠点が少ない音です。大きな音を出しても破たんが少ないのも特徴の一つです。低音は割と出ていると思いますが、最近のサブウーハーを使ったシステムに比べると、サブウーハー分だけ低音が出ていないです。11.5cm なので仕方が無いと言えば仕方がない。
 以前は、101MMを自宅のサブシステム、テレビ用にと検討したこともあるのですが、しばらく使ってみてこれは無理だなと思いました。

 

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もらい事故

 そろそろ時効だと思うので書いておきます。10年近く前、勤務先の車で、トラックに追突されました。信号待ちの最後尾で、後ろからトラックが減速せずに突っ込んでくるのが見えました。こちらの車は 荷室が小さくボディが柔らかいことはわかっていたので、フットブレーキを踏みこんだら、座席までひしゃげると思い、とっさにパーキングブレーキは掛けたままでフットブレーキは緩めました。前車はトラックで、両車に挟まれる危険性は十分にありましたが、この方法が最善だと判断しました。
 それで、車はごらんのありさまです。前部は、前車のもぐりこみ防止バンパーにあたって、ラジエターがエンジンにぶつかるまで後退していました。リヤのハッチバック、 よくわからないと思いますがルーフも変形しています。

   

 追突したトラックの運転手は、携帯を切ることもなく、電話しながら、「どうもすみません。」、、、、、
 このあんちゃん、話にならんと警察を呼びましたが、警察が来てもまだ携帯で電話している。さすがに警官が注意していましたが、反省しているそぶりがない。前車のトラックは、バンパーのどこに傷がついたのかもわからない状態で、まあ無傷と言える状態。後ろのトラックも、背景にちょっと見えていると思いますが、前部が数 cm へこんだだけで、自走には全く支障がなかったので、実況見分、連絡先の交換の後、走り去っていきました。 それに引き換え、こちらの車は自走もできずレッカー移動です。
 私のほうは、その場では体の痛みを感じませんでしたが、翌朝、首が痛いのでとりあえず医者へ行ってきました。
 その後、トラックの運転手からは何の連絡もなかったのですが、相手の保険屋が来た時、「何か、言いたいことなどありますか?」と聞かれたので、加害者側として、 何の連絡もしてこない、携帯電話すら切らない態度はどうなんですかね? と苦言を呈しました。後日、おそらく保険屋に言われたからでしょうが、こちらの携帯に、謝罪の電話が一本だけありました。こういう場合、社会常識として電話じゃないだろうと思ったのですが、 もう関わりあいたくないのが本音です。
 ルーフが変形していますので、修理不可です。修理したら、車の時価額をはるかに上回ります。ディーラーでは、一目見て、「廃車でいいですよね?」とのことで、廃車になってしまいました。
 保険も散々でした。いろいろ特別な事情があり、休業補償ゼロ。慰謝料も 通院1日あたり、1万円弱だったと記憶しています。車もいわゆる時価額分は出ましたが、同程度の中古車を購入するには程遠い金額でした。 こちらも対応を知らなくて、保険屋の言いなりになったのは否めませんが、何の落ち度もないのに踏んだり蹴ったりでした。
 この車、車種はお分かりかと思いますが、ボディーがえらく柔らかいです。車を選ぶ際は、ボディ剛性のことなどあまり気にされないかもしれませんが、命や後遺症のことを考えると、少しでも丈夫な車に乗っていたほうが良いと思います。

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