METALDOB200

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2002年12月1日 主鏡の位置を40mm後方にずらす。

f6_200ext40.jpg (31690 バイト) 4本スパイダーの改造は極めて有効でした。惑星像が劇的に変化し、ピント位置が非常にシャープになりました。それとともに、アイピースの善し悪しが急に目立ってきました。手持ちのバローでは、像が劣化することがハッキリとわかります。おかげで、ナグラーズーム 3-6mm というアイピースに多大な散財をすることになりました。コントラスト、像のシャープさが、素晴らしいです。刻々と変わるシンチレーションに合わせて倍率を変更するのにも、便利なアイピースです。

 今回は、鏡筒を40mm延ばして、主鏡を後方へずらし、余分な筒外焦点距離を無くして、斜鏡の中央付近だけを使うようセッティングしました。

2002年 9月23日 4本0.5mmベーンスパイダー

4spider.jpg (27486 バイト) スパイダーの材質は、0.5x20mm焼入リボン(鋼)です。普通のカナノコでは切れませんので、まず所定の長さで折った後、タングステンカーバイドの刃を用いて中央に切り込みを入れて交差させました。万力に固定して、同じ場所を数回折り曲げると折ることが出来ます。鏡筒の取り付けは、M5 ボルトを銀ロー付けしています。この構造によりかなり張力をかけることが出来ます。
 中央の斜鏡枠取り付けマウントは、真鍮を用いて、ハンダ付けしました。この部分もロー付けしたほうが良かったのですが、大きすぎて、手持ちの機材では加熱が不足するのでハンダ付けとしました。鋼鉄リボンにU字型に針金を通し、ハンダ付けが取れても脱落しないようにしています。
 斜鏡枠取り付けマウントは、ケラレが最小となるように、オフセットして取り付けています。

2002年4月6日
 今まで、下に書き足していましたが、今回より上に書いていきます。この間いろいろ変更しました。

  1. 広角ファインダーの装備
     ファインダーをビクセンの試作品?の広角ファインダーに変更しました。
     7倍50mm 見かけ視野60度 実視界 8.6度 アイレリーフ20mm アイレンズ径28mm
     接眼部のレンズ(アイレンズ)が大きく非常に見やすいファインダーです。しかしながら、周辺像に乱れがあります。対物の焦点距離が短いので、仕方がないでしょう。今まで使用していたビクセンの通常のファインダーよりも使いやすいです。
  2. 主鏡支持方法の変更
     シリコンコーキングによる貼りつけからフローティング法に変更しました。これにより、冬など気温が低いときの像が良くなりました。
  3.  2インチラックアンドピニオン接眼部metaldob200_0204.jpg (44310 バイト)
     鏡筒を交換してしまおうと考えていたので、改造を延期していましたが、新鏡筒の工作が思うように進まないことと、最初から取り付けられているアメリカンサイズの接眼部にガタが出てきていて、重量級のアイピースの使用に耐えられなくなったので交換しました。少し筒外が短いタイプのためストロークも短くなっています。60mm延長筒を取り付けて、2インチAPIピースを含めて手持ちの全てのアイピースでピントが出るようになりました。ショートストロークのため、延長筒を外さないとバローレンズの一部が使用できなくなっています。
     工作は、ボルト穴は電気ドリルで開け、光路はハンドニブラーで開けました。
  4. 取っ手の取り付け
     便利です。こんな事ならもっと早く取り付けるんだった。まず持ち運びが片手で可能になりました。赤道儀で鏡筒を回転するときも、回しやすいですし、鏡筒バンドにひっかかるので、鏡筒がずり落ちません。欠点は、ビデオカメラなど重いものを取り付けるとき、取っ手が鏡筒バンドに干渉して、重心位置を大きくずらせないことでしょうか。

 以上の改造により、オリジナルで残っているのは、鏡筒とスパイダーだけになりました。次回の改造はスパイダーの4枚ベーンへの変更の予定です。

 

 

 dob200.jpg (25999 バイト)2000 年 2 月 12 日、わりと購入しやすい低価格の口径 200mm のドブソニアン、笠井トレーディングの METALDOB200 を入手しました。ちょうど在庫切れとかで、待つこと2ヶ月でした。
 鏡筒が金属です。KT-10 などの鏡筒にボール紙を使用したドブソニアンは、ボール紙に、保温効果があるために外気順応に時間がかかります。この点、金属鏡筒なら早いだろうと思い、トレーディングフェアで実物を確認の上、この製品を選択しました。

 なお、以下の笠井氏からのアドバイスの部分は、Niftyserve の FSPACEO フォーラムでのやりとりでのものです。

Specification

口径=主鏡径 200mm(青板)
焦点距離   1200mm (F6)
ニュートン式
斜鏡短径   50mm (青板)
鏡筒長    1130mm
接眼部高  最大 1170mm
架台最大径 490mm
総重量  18kg (鏡筒 8.5kg 架台 9.5kg)

第一印象

 軽い! 本当に鏡が入っているの?っていうぐらい軽いです。鏡筒は、まさにブリキを丸めて作ったかんじです。軽いし、機構が単純ですので、セッティングは、苦労しません。鏡筒先端と接眼部にフタが付いているので、立てて保管できます。
 架台は組立式です。組立て式家具の要領で組み立てることが出来ます。組立には、No.2プラスドライバーが必要です。架台には、持ち運び用の取っ手が付いています。

付属品

 アイピース PL25mm、PL9mm 各1個、ファインダー 6x30、ムーングラスでした。
 付属のアイピースは、yamacaさんのホームページ にある”笠井トレーディングから購入した台湾製”と同じメーカーかと思いましたが、笠井氏によると異なるメーカーとのことです。
 視野環に相当する部分にバリがあります(まあ、見え方に問題ない部分ですので、どうでもいいことですけど)。 内側が光っているのも見えます。レンズを締めているカニ目リングが、ゆるくて、手で回ってしまいました。挿入筒もネジもスッと回るぐらいしか締めていないし、輸送中に外れなかったのが不幸中の幸いでした。
 ムーングラスは、Meade より色が薄いです。Meade のは、月齢によっては、濃すぎて暗くなりすぎます。

説明書はない

 説明書は付属していません。光軸調整などをわかっていることが前提というところでしょうか。鏡の調整などは、標準的な機構ですので、参考書を説明書の代わりにできます。

dob2_find.jpg (21513 バイト)ファインダー 6x30 8°

 覗いた感じは、まともです。へんにハレーションを起こすとか、ひずみが多いとかはありません。ピント調整は、どうやら対物を動かすようです。既に調整されているのか、硬く締まっていました。ファインダー脚の調整ネジは、加工が荒く、回すとガサガサした感触があります。取り付け穴も、ネジ径に対して大きすぎて、ミスマッチ。

 笠井氏によれば、ファインダーは後部のミゾとブラケットの後部ネジ先端が合致するように装着して下さいとのことでした。写真では、少々後方にずれています。

保管場所の問題

 ウサギ小屋には大きいです。色も黒で威圧感ありますし、家族からは、大ブーイングです。

気温への順応、焦点内外像

 温度に対する順応は、やはり金属鏡筒だけあって早いです。
 恒星の焦点内外像は、ほぼ円形になります。(シーイングの影響を受けますので冬は判断しにくいです。)

dob2_spi.jpg (29666 バイト)光条が6本

 スパイダーは3本です。それで、光条が3本と思ったら、6本出るんですね。シリウスや、ペテルギウスでは、強烈でした。4本のに交換すべきかなあ。

接眼レンズは選ぶ

 予想はしていましたけど、ETX-90EC と比べると、コマ収差が目立ちます。コマ収差は、広角アイピースで目立ちます。そういう点では、使えるアイピースと使えないアイピースが出てきます。バローレンズを併用するとかなり改善されます。
  付属のアイピース 25mm は、コマ収差が目立たないぎりぎりの焦点距離のようです。40mm ですと、コマ収差が中心付近まできてしまいます。

操作性

 上下の動きが、軽く動きすぎます。ボトムヘビーですので、軽めのアイピースですと、鏡筒が勝手に上を向いてしまいます。アイピースを交換しようとすると、すすっと上に、、、、少し制動をかけることを考えないと使いにくいです。カタログには、事務用マグネットが張り付くので、これでバランス調整するようにとのことです。しかしながら、そのようにしてバランスをとっても、重いアイピースなどを使用するとすぐにバランスが崩れ、鏡筒が動き出しますので、もう少しフリクション(摩擦)が欲しいと思います。
 m000221_4.jpg (24864 バイト)400g ほどの磁石をスポンジにくるんで、バランスウエイトを作り、これを鏡筒の回転中心よりちょっと前の下面に取り付けたところ、アイピースの抜き差しでは、鏡筒が動かなくなりました。また、磁石を、主鏡下部に持ってくると、デジカメや、ビデオカメラをアダプタで接眼部に取り付けてもバランスが取れ、コリメート撮影も可能でした。右は、ビデオカメラを取り付けて撮影した月の画像です。(2000年2月21日 PL26mm、ミードデジカメアダプタ、1/100、F4.8) シャッターを押すときに手ブレを起こしていますので、鮮明ではありませんが、こういう遊びもできるということで、、、
 追従は楽です。250倍でも、ストレス無く追尾できました。鏡筒が長いから、大きく動かしたつもりでも、あまり角度がふれないので、調整が楽です。 同じドブソニアンタイプでも、小さな KT-10 で、惑星を高倍率で追いかけようとすると、なかなか大変なのと対照的です。ドブソニアンで、惑星を観察するという話があるのですが、やってみるまで信じられませんでした。なるほどっと思います。広角アイピースを使うとこの快適感はさらに高まります。

 笠井氏によれば、水平方向の駆動が、渋いときは、CRC556 などの潤滑剤を吹き付けたティッシュペーパーで、このティッシュペーパーで、テフロンチップの当たる摺動部を拭いてやると良いとのことです。これは、スキーのエッジのさび防止に使う方法です。直接噴霧するとベタベタになってしまいます。

dob2_eyeh.jpg (22527 バイト)接眼部

 わりとしっかりした作りのラックアンドピニオンです。操作感は、少し重めです。展示品では、カラカラ音がするかなと思うぐらい軽かったので、個体差があるのかもしれません。うっかりしていると、ラックギヤに手が触って、べたべたになってしまうのが、玉にキズ。
 操作の重さは、ラックアンドピニオンの下部の4本のネジを緩めることによって、ある程度調整ができるそうです。
 また、バローレンズ使用時には、ショートタイプなど機種によって、接眼部を鏡筒内へ前進させなければならないため、主鏡への光軸を遮ります。(例えば、Meade #126) ロングタイプのバローレンズのほうが、問題を起こさないかもしれません。

セッティング

 赤道義や、自動導入機に比べれば、無いに等しいです。ETX-90EC では、三脚の水平出しから始まって、軸合わせ、基準星の導入、正常動作の確認と、30 分近くかかります。 METALDOB200 では、鏡筒を架台に乗せ、フタを外して、アイピースを差し込むだけです。3分といったところでしょうか。観望対象を変える場合も、スッと動かせますから、モータードライブのように鏡筒が動くのを待っている必要がありません。これは、楽です。
 その反面、便利な機構は何もないので、星図で場所を確認して、ファインダーで探して、鏡筒をおして追尾と自分で全てをやらねばなりません。

SkyQuest XT8 と同じモノ?

 鏡筒及び架台は、同一(同じOEM?)だそうです。但し、XT-8 には、CorrecTension という上下方向のフリクションを調整する装置が付いています。これは、回転中心をバネで、下方に引っ張っているだけですが、なかなか効果がありそうです。

Sky & Telescope

 米国の天文雑誌、Sky&Telescopeで、6台の8インチドブソニアンを比較した結果、METALDOB200 と同一の鏡筒と架台である SkyQuest XT8 は、最も良い評価が得られています。

 記事の中では、主鏡の圧迫によるアス(鏡面圧迫による像のひずみ)が発生することがあると書かれています。対策方法として、鏡と金属の底板の間に、3つのフエルトパッドを挟み込んで、両面テープでとめて、鏡が圧力を受けないように軽く留め金具をつけると、改善されると書かれています。3つのフエルトパッドは、中心から端に向かって、70%のところに置くとも書かれてみますが、おそらく直径数cmの円形のパッドで、3分割重心位置で支えるということなのでしょう。
 組立後、再調整が必要ですが、記事の筆者は、筆者は20分で完了したとのことですので、それほど難しくないかなと思っております。
 現在は、焦点内外像で見る限りは、ほぼ円形ですので、アスは無いかなと思います。

 それと、もうひとつ問題点として上げられていたのは、鏡の外気順応の問題です。要旨は、主鏡が青板なので、パイレックスよりも熱膨張率が大きいため、急に冷え込んだときに像が乱れるとのことのようです。
 まあ、コスト重視の製品ですから、ある程度仕方がないでしょう。ボール紙の鏡筒が外気順応するのを待つよりましだろうと個人的には思っていますが、、、

課題 etc

 ETX-90EC では、観望の際に、見たい天体の名称を書いた紙切れ一枚で、次々に天体を導入できましたが、これはそういうわけには行かないです。見やすい星図などが欲しいところです。

 ”値段の割には”という形容詞が必要ないほど、口径 200mm の像が得られているのではないかと思います。

 上記、Sky & Telescope では、初心者向け望遠鏡としてお薦めと書かれています。しかし、日本の諸事情を考えると、初心者が、一台目に買う望遠鏡としては、あまりお薦めでないかもしれません。セッティングは、楽です。しかし、問題は、初心者にとって、この大きさを許容できるかどうかです。同口径のシュミットカセグレンの数倍の長さがあります。小さい望遠鏡のように、狭いベランダにちょいと出して観る、窓越しに観る、旅行の際に荷物の片隅に入れておく、などといった簡便さは無いです。よく使う望遠鏡 = 良い望遠鏡という点では、使う場面に制限があります。

f7x50.jpg (9937 バイト)ファインダーの交換 (2000年3月17日)

  ファインダーをビクセン 7x50mm に交換しました。明るくなり、星が格段に探しやすくなります。新宿の望遠鏡屋さんで購入したのですが、あいにくファインダー用の脚の在庫が無く、代わりに格安で販売していた色違いのガイドスコープ用の脚 2 個で代用しました。そのままでは、固定ネジの長さが足りないと思ったのですが、ロックナットを内側に変えると御覧の通り、固定できました。少々大げさですが、使い勝手に問題はありません。
 このファインダーは、十字線が見づらいです。日中に見ると、十字線が細くていいかなと思うのですが、暗い中では、非常に見えにくくなります。接眼部を回すと外せますので、十字線を張り替えることは可能です。
 また、かなり重心が前に、また上になりますので、バランスがとりにくくなります。主鏡下部に建築用金物を2つ貼り付けてバランス取りました。かなり重くなり、操作感の軽さはなくなりましたが、逆にアイピースを取り替えたぐらいではびくともしなくなり、その点では扱いやすいです。

パラコア(2000年4月28日)

 テレビューで出しているニュートン反射のコマ収差をおさえるアクセサリーです。低倍率での周辺像は、確かに改善されました。しかしながら、1.15 倍のバローレンズとして、機能してしまうことと、光路が長いために 31.7mm 径のパラコアでは、40mm の長焦点アイピースで、周辺がケラれます。もし、購入を検討されている方がいらっしゃるなら、 2 インチをお薦めしますね。 METALDOB200 も、接眼部を 2 インチに変更すべきかな。なお、アイピースが持っている収差は、そのままです。

ファーストライト (2000年2月12日、14日) & 観望記 (主に自宅前)

 いろいろ御託を並べても、望遠鏡は、星を見ないことには話になりません。

 大口径は、見え方が違いますね。ETX-90EC と比較すれば、倍率を上げてもボケてこないし、像が、見やすい、明るい、カラフル、精細になってきます。観望場所のロケーションは、北斗七星以外は星座も一部見えない、自宅前です。

 土星、木星
 口径が大きいせいか、高倍率が楽です。250 倍に問題なく上げられますね。明るいし、見やすいです。あまり期待していなかったのですが、見やすさは、予想以上でした。気流と既に高度が低く民家の軒先にかかってしまったこともあり、細かい模様などは、あんまりでした。

 月(月齢8)
 目が焼けてしまう(^_^;、あわててムーングラスを装着。かげろうのように揺らいでいますが、クレーターが立体的に見えます。子供に見せたら、気味悪がっていました。
 500 倍(2倍バロー + ビクセン LV 4.7mm )で、コペルニクスを見てみました。直径が視野の1/4ほどになります。小川の小石のように揺らぎが大きいのですが、たまにピントが合うことがあります。シーイングが良ければ、ひょっとすると、、、、という気にさせられるような見え方でした。

 M42 オリオン大星雲
 トラペジウムが、キラキラしています。ETX-90EC では、見えるだけだったといえるかもしれない。見えるということと、見て楽しむということは全然違うぞという印象です。星雲の部分では、水色の色が見えますね。また、周囲はオレンジ色というか、暖色系の色も少し感じます。刷毛で掃いたような濃淡もはっきりしています。

  M45
 (ETX-90ECとの比較) ありゃ、こんなに星が多かったんだ。いやあ、きれいきれい。星が青みがかっているのもはっきりと感じます。(2000年2月27日)

M104ソンブレロ銀河、M51子持ち銀河(2000年2月29日、3月1日)
 光害のため、コントラストが、見える限界ぎりぎりです。でも、見えました。

M3 (2000年3月2日)
 アルクトゥールスから、いくつか渡って導入。ファインダーで、M3そのものが、確認できたので、割と楽でした。本日は、背景が明るいので、コントラストが悪く、そのためか球状星団ですが、星に分離できないです。淡い雲のよう。

M48 (2000年3月2日)
 双眼鏡で、プロキオンからの渡り方をよくよく考えてから、ファインダーで渡河。星図の縮尺が大きすぎたため、位置がうまくつかめず、主鏡で探してしまいました。明るい星は、5〜60個ほど、大きさは、60倍で外形がわかります。100倍だと、視野いっぱい。

M81
 北斗七星の先端のドゥペから、ひょいひょいと 2 回渡って、楽勝コース。50mm 口径のファインダーでは、M81 が淡く見えているので導入が簡単です。200 倍に拡大し
てみましたが、まあ、ぼ〜とした雲です。でも、核というか芯というか、そんなものがあります。

M82
 導入に苦労しました。でも、入れてみればどうってことはない位置です。100 倍(12mm)の広角アイピースで、M81とちょうど対角線上にぎりぎり一杯の位置にあります。 しかしながら、位置が悪い。というのは、近くの病院の看板を照らしている水銀灯が上を向いていて、その真上に位置している。 そんなわけで、とてつもなく淡いです。そこで、光害フィルターであるスーパー HF フィルターを試してみましたが、効果抜群です。コントラストが上がり、すっと刷毛ではいたような長細い形であることがわかります。しかし、中央にあるはずの暗黒帯などの構造はわかりませんでした。

M44 プレセペ (2000年4月23日)
 双眼鏡でも見ることが出来ますが、口径 200mm ではどうだろうと、METALDOB200で、探しはじめるけど、簡単に見つかるだろうなんて思っているから逆になかなか入れられない。隣の望遠鏡で入っているからといって、そう簡単には行かないのよね。でも、入れてみると 200mm のほうが、星がきらきらしていてきれいだな。

M13 ヘラクレス座球状星団 (2000年4月23日)
 お〜、M3 より大きいしはっきりしていて明るい。なかなかいいです。ヘラクレス座の星座線の上にあるので、導入は、簡単。100倍ぐらいでちょうどいいようだけど、背景が明るすぎて、倍率上げても、うまく星に分離してくれない。粒状感はありますね。もっと暗い空が欲しい。
(2000年4月29日午前1時)
 この時間になると、市街地の照明も落ちてきまして、星に分離できました。それぞれの星の光度差が奥行き感になって、美しいですね。300倍に拡大したりして、しばし見とれてしまいました。南には、一年ぶりのさそり座が、出ているし、東の明るい星は、何かと思えば、ベガだし、季節が一周回った事を感じさせますです。

M92 (2000年4月23日)
 ヘラクレス座の62π、75σ と渡って、導入。M13より小さくて、M3と同じぐらい。こっちも 200 倍まで拡大したけど、星に分離してくれないよなあ。

そろそろ、自宅前のメシエ観望は限界か? (2000年4月23日)
”DEEP-SKY 派は、暗い空を求めてさまよう” なんて話がどこかでありましたけど、秩父の山奥へ通うことになるかも。

M15 (2000年5月5日)
 シーイングはさほど悪くないはずですが、星に分離しません。ざらざらした感じはわかります。

アルビレオ (2000年5月5日)
 明け方には、夏の大三角形も見えてきます。ETX90-EC と比較すれば、倍率を上げて 200 倍にしても、星の明るさがさほど暗くならないので、より美しさを味わえます。

M28  (2000年5月5日)
 星雲状です。小さくてまとまっているので比較的見つけやすいです。いて座の22λ(カウス・ボレアリス)をファインダーの中心に入れれば、6°の視野園内にM22とM28が収まるので比較的見つけやすいです。

M57 惑星状星雲、環状星雲 (2000年5月14日)
  日中の雨で空気中の塵は洗い落とされて、夜半には、なかなかの空となりました。 といっても、ここらへんでは、裸眼でこと座の平行四辺形がかろうじて見える程度で、光害のひどい南は、さそりのアンタレスとハサミがなんとかというところです。
 M57は、簡単に見つかりました。昨年、ETX-90ECで一生懸命探しだけどダメだったのはなぜだろう。100 倍で雲状、200〜300 倍だと、コントラストが上がり、リングであることがわかります。非常に小さいですよね。木星より少し大きい程度? 光害のためか、あまりきれいには見えないようです。

2000年5月24日
 久しぶりに観望できました。シンチレーションは良いが、透明度が悪いというところでしょうか。 当地では、昨日は、肉眼で、夏の大三角が、かろうじて見えるという程度です。春霞の影響もさることながら、東側に新しいスーパーが開店し、その照明の影響も大きいです。そのつもりで、以下、ご覧下さい。

ダブルダブル
 これ難しいです。時々、分解する。ミラーの精度が悪いか、調整が悪いかどちらかでしょうね。屈折でも、苦労されているようですので、星雲星団用 METALDOB200で、見えなくても仕方がないと、開き直ろう。

M57
 透明度が悪く、前回にも増して、暗いです。光害フィルターは、良く効きますね。コントラストがぐんと上がりました。餓鬼に見せたら、ドーナツ型だといっていたので、ちゃんと見えているようです。正直なところ、餓鬼の方が、断然、眼がいい。


 ダブルダブルと格闘していたら、オレンジ色の怪しげな月が、、、月は、400倍でもぼけずに見えるのに、なんで、ダブルダブルが見えないの? 高度が低いので、陽炎が立っていましたけど、山脈に見とれてしまいました。月は、いいですねえ。

ヘラクレス球状星団 M13
 今日は、暗すぎて、立体的に見えないです。

アレイ星雲 M27
 いやあ、探すのに苦労しました。というのは、光害フィルターを付けないと全く見えなかったです。そんなわけで、アレイの形がわからないです。

観望 in 栃本 at 2000年 6月3,4日

 良い空を求めて、秩父の栃本まで行って来ました。

 当日の天気は、雨のち晴れとのことで、雨上がりの澄んだ晴天を期待して、ハチベーさん、バボちゃんについて栃本へ行ったのでした。
 12時前までは、雲の間からたまに星が覗くという一進一退を繰り返し、例によって大宴会で、自らもビール1リットルを消費していましたが、その後、夕立状の強い雨が降ってきました。
 今夜はダメかと思いましたが、ムフフッ、その後、晴れたんですね。(^_^)

 いやあ、空がすごいです。天の川がくっきり、うねうねも肉眼で良くわかります。天の川に望遠鏡を向けてみると、視野には、水玉模様のようにといったらよいか、写真のようにといったらよいか、星ばかり、、、この中で散開星団を探せったって、そりゃ無理ってだと思うぐらい多かったです。川越で見る散開星団をそのまま広げてしまったというようです。

 こと座を探すのにも、苦労しました。星が多すぎて星座線が追えない。ヘラクレスもしかり、仕方がないので、しばらく星を眺め、頭の中に星座を再構築しなければなりませんでした。
 M57、M4、M13、M8干潟星雲は、楽勝コースで導入、だって、肉眼や、ワイドビノで見えているんだもん。探す必要なんか無くて、そっちに鏡筒を向ければいいだけですから、テクニックも何も必要ない。自宅の前であれだけ苦労して入れていたのは、何だったの? ってなかんじ。
 M8 干潟星雲、M20 三裂星雲は、自宅前で見る M42 といい勝負ですね。そのぐらい明るかったです。M20 は、Yの字の亀裂がはっきり見えました。
 そうこうしているうちに、北東の空に、肉眼でぼやっとした彗星状の星を発見。望遠鏡を向けてみると、う〜ん、これどっかで見たことがある。一年ぶりの M31 アンドロメダ星雲でした。肉眼でぼやっと、双眼鏡ではっきりと、そして、望遠鏡では、M31、M110 の両方が見えているんですね。昨年7月に M31 を入れようとして、1 時間以上も費やしたあの苦労は何だったんだろう。ここじゃ肉眼で楽しめてしまう。
 他にもいくつか入れたのですが、星が多すぎて、逆に入れにくいほどでした。また、天体望遠鏡で観望中に視野を流星が横切りもしました。

 なんてわけで、私のレパートリーは、あっという間に尽きてしまいました。30個ぐらいは、用意しておかないと、時間を持て余してしまいます。そんなわけで、他の方の望遠鏡を覗かせてもらいながら、時間をつぶしていました。雨上がりで、シンチレーションがあまりよくないせいか、大口径屈折でも、ダブルダブルなど二重星の分離には、苦労されていたようです。

 天文薄明の直前は、人工衛星が面白かったです。衛星の回転に伴い、周期的に、ぴかっと光るんですね。マイナス数等星並みと非常に明るく、びっくりするほどでした。

 雨の中を待ったかいがあったというものです。大収穫の観望会となりました。なお、明け方は非常に寒かったです。スキーなみの装備をすべきでした。

 翌朝は、例によって、太陽観望会。コロナド、デイスター、KID さんの太陽望遠鏡と、見比べながら楽しみました。デイスターの双眼は、一番良かったかなあ。

 また、この空を見たいがために、栃本へ通うことになりそうです。

観望記 in 富士山須走五合目 (2000年7月1, 2日)

 当初、雲の多い天気でしたが、次第に雲がとれて、星空に富士山の山影がくっきりと浮かぶ快晴となりました。

METALDOB200 で見たメシエ天体等を列挙していくと

M4,M19,M62

M57  ドーナツ型ではなく、中が詰まっているというか、中も明るく見えました。

M51  もやのため淡かったです。しかし、2つの中心と、それを取り巻く光芒が見えました。

M101   これもM51同様淡い。でも、腕が見事なのは、わかりました。

M22, M28, M26

M16 わし星雲

M17 オメガ星雲  ピンと跳ねたアヒルの尾が見事です。O3を付けるとコントラスト向上

M18

M7 大きいなあ。望遠鏡で見ても視野に収まらない。

M8 干潟星雲, M20 三裂星雲
 これらは、6月3日の栃本のほうが見事でした。三裂は、O3を使って、裂け目を確認。

M13 (ヘラクレス座球状星団)
 いつも見事!。 KIDさんのドブに双眼を付けてみると、立体的に見えてすばらしかったです。

M3 

(ここに来て、黒眼星雲が富士山に隠れてしまったことを発見。西側から攻めるのが鉄則ですね。しかしながら、夜更けまで、富士山の頂上方向はもやがかかっており良好なシーイングではありませんでした。)

hχ(エイチカイ) 自宅前のETX-90より、星が多くて明るく、見事です。

M103 ばらけていてわかりにくい。

網状星雲 どーも良くわからなくて、KIDさんに入れていただきました。フィルター無しでも確認できますが、フィルターを入れると、網のうねうね した様子が良くわかります。環状になっているのを、鏡筒を振り回して確認。

M31、M32、M110 アンドロメダ大銀河、及び伴銀河
 ぼーっと広がっているようにしか見えなくて、、、

M33,M30

M45 すばる プレアデス星団  久々ですね。

土星 高度が低かったけど、しっかりしており、カッシーニは容易に確認。

木星 縞2本、大まかなフェストーンが確認できました。衛星は、西側にかたまっていました。

リニア彗星 C/1994S4
 今回のハイライトはこれでしょう。スカイウオッチャー2000年7月号の挿し絵から、意外に簡単に導入できました。150倍で、見かけ30°ぐらいの長さの尾でしょうか。尾は、45°ぐらいに広がっており、中心が濃く見事です。観察中に、位置が移動していました。

 他にも見た天体はあるのですが、メモし忘れました。到着して、望遠鏡設置直後から見始めて、途中、夕食をはさんで、薄明まであっというまでした。 土星、木星を確認後、仮眠をとり、7時頃から、太陽を見ました。

水平回転部

 2000年7月1日の須走の観望会の折、砂をかみこんで、途中から水平方向の移動が非常に重くなりました。帰宅後調べてみると、テフロンパッドに砂が食い込んでいました。反対側の摺動部も円形にキズが付いています。食い込んだ砂を時計ドライバやナイフなどを使って、丁寧に清掃してやり、潤滑剤を塗布することにより改善しましたが、摩擦が大きくなってしまいました。しかし、結果的にテフロンパッドを削ることになり、問題が大きいですね。敷物の上に設置するなど、砂が極力入らないような対策の必要があります。

写真撮影

 月がきれいだったので、写真撮影を試みました。METALDOB200 の直焦で、撮影しようとしたら、ピントが出ない。ニュートンだから仕方がないですよね。それで、25mm アイピースを付けて、拡大撮影してみました。結果は、上下にブレが出てしまっています。原因は、カメラのミラーアップとシャッターの振動でしょう。シャッター速度が、1/20〜1/125といったところですので、筒前シャッターの使用が出来ないです。ミラーアップ機構のあるカメラを使うしか、方法はないかな?

moon000513.jpg (36905 バイト)

 使用しているカメラCanon New EOS Kiss のシャッターは、上下に動く縦走りです。また、ミラーの開閉も上下方向の移動です。ということは、振動の多くは、上下方向になります。事実、現在までの写真でブレの方向をみると必ず縦方向になっています。それでは、鏡筒の動きにくい方向と、この振動方向を一致させたら、振動が軽減されるのではないかと考えました。
 ドブソニアンに限らず、望遠鏡の場合は、鏡筒を筒先方向から押し引きする力には、動きにくくなっています。ですから、カメラの上方向すなわちペンタプリズムのついている方向を筒先に向けてやれば、振動を軽減できるはずです。それで、撮影したのが下の写真です。シャッターブレが収まっていることがわかります。しかしながら、若干横ブレが生じていることと、ピントがベストではないなど、まだいくつか改善すべき点があります。(1/20 JIS400 25mmPLアイピース拡大撮影)

moon000710.jpg (20911 バイト)

月面ビデオ撮影

ビデオカメラでは、シャッターブレの問題は生じません。それで早速やってみました。割ときれいに撮れました。

SP-DX 赤道義への搭載

2000年8月 鏡筒を SP-DX 赤道義に搭載しました。

 

equa_dob.jpg (35641 バイト)

 鏡筒バンドを入手したので、SP-DX 赤道義に METALDIB200 を搭載してみました。鏡筒、ファインダー、鏡筒バンド合わせて、約 10kg で、SP-DX赤道義の搭載重量ぎりぎりです。鏡筒の剛性不足や、後述する工作の不手際や、鏡筒が長いという寸法的な問題からくる不具合があり、まだ、満足できる状態ではありません。SP-DX には、少々荷が重いなあというのが、第一印象です。

鏡筒バンド
 鏡筒バンドは、笠井トレーディングから、METALDOB200 専用を入手しました。取り付けは、6mm ネジ穴でしたが、少々荒っぽいやり方ですが、ここに W1/4タップ を入れて、SP-DX に直接取り付けられるようにしました。
 ニュートン反射望遠鏡に必須の鏡筒回転についてですが、あまりスムーズに回るとはいえません。鏡筒の真円度などの問題でしょう。板金で丸めて作ってあるので、仕方がないことです。

dob_3hole.jpg (6086 バイト)耳軸の取り付け穴
 鏡筒バンドを取り付けるためにドブソニアン架台の耳軸を外したのですが、耳軸の取り付け穴が三つ開いているのを発見してしまいました。耳軸の位置で、バランス調整が出来たんですねぇ。こんな事とは知らず、ドブソニアン架台の時は、重いウエイトを取り付けて使っていました。 耳軸は、主鏡側から外しました。

主鏡の取り付け
 主鏡の取り付けもチェックしましたが、主鏡のフチだけにパッドがあり、これだけで、主鏡を支えてあります。ですから主鏡の底面は、何も支持がないです。鏡筒が水平近くならこれでも良いのかもしれませんが、天頂付近では、かなり歪みそうな支持です。ドブソニアン架台は、天頂付近は見ないから、これで良しとしたのかなあ。いずれにしろ、改良の余地は充分にあります。

equa_rod.jpg (9408 バイト)ウェイト軸の延長
equa_cut.jpg (15715 バイト) ウェイトは、付属のモノだけでは、バランスが取れませんでした。対処方法は、ウェイトを増やす、ロッドを長くするの2通りが考えられますが、前者は、全体の重量が重くなる、赤道義に負担がかかる、後者は、振動が出やすくなるという欠点があります。とりあえず、後者で対処してみました。構造は、左の画像の通りです。M16 L=100mmのボルトを購入してきて、継ぎ足しました。高ナットとネジ棒があると、手間無しで継げたのですが、高ナットが DIY のお店に見あたらず、少々複雑な構造になりました。コの字金具は、厚いモノを3個使用し、かなり剛性をあげたつもりだったのですが、あまりよくありません。ウェイトをぽんと弾くと、ぼよよ〜んと振動が出ます。この振動は、赤道義や鏡筒の剛性や各部のガタにも依りますので、この接続部分の問題だけであるとは、言い切れません。ウェイトに防振を施すなど、改良してみます。なお、振動は、通常使っている分には問題ないレベルと思いますが、ウェイトを増やした方が良さそうです。なお、この状態で、ウェイトをめいっぱい下げた状態で、かろうじてバランスが取れます。
 観望の結果では、この振動は、あまり気にならなかったのですが、格好も良くないし、振動を出来るだけ減少させるため、勤務先のステンレス廃材を使って、高ナットを作りました。M16 のタップは、一般の DIY 店でも、あまり見かけないです。
 もし、同じ物を作られる方のために製作上の注意点です。M16 の下穴は、φ14mmにもなりますので、ボール盤でも、相当用心しないと、もっていかれます。私は、旋盤を使いました。タップは、最初が肝心です。斜めに入れてしまうと、長いので途中で入らなくなってしまいます。両側から、個別にネジを切ったほうが楽でしょう。
equa_rod2.jpg (5310 バイト)← 改良後(2000.8.31)

三脚のカット
equa_dead_angle.jpg (13220 バイト) アイピースが覗けないほど高い位置になるので、三脚を、泣く泣く 20cm ほどカットしました。調整しろを確保したまま短くしたかったのですが、分解してみると、接着してあったりして、結局、右図のように、伸縮部をカットせざるおえませんでした。これで、私の身長(165cm)で、天頂付近で、ぎりぎりです。

 鏡筒が長いので、鏡筒が三脚に当たって、左のように死角が出来てしまいました。天頂付近の北東及び西北のごく一部です。三脚の開き角を最小にしますと、回避できるのですが、かなりトップヘビーですので、転倒の危険が出ます。ピラーを自作するしかないかなあ。


最後に
 以上の結果の通り、まだ、改良の余地は多々あります。しかしながら、長く搭載重量ぎりぎりの鏡筒の搭載は、各部の剛性不足によるガタが目立ってきて、あまり良い方法とはいえないように思います。

 赤道義の利点は、自動追尾が出来る、接眼部を握られても方向が変わらないと、観望会で大人数に見てもらうのは便利ですが、重い、組立に時間がかかる、扱いにくいと欠点もあります。
 鏡筒を、TPOに応じて、ドブソニアン架台、赤道義と載せ換えが可能であれば良いのですが、耳軸が邪魔して、赤道義に搭載することが出来ず、結果的にどちらか一方の選択になってしまっています。もっとも、毎回、主鏡セルを外して耳軸を脱着すれば可能ですが、セルの脱着は最小限にしたいので、気が乗りません。
 現在の正直な気持ちは、ドブソニアン架台のほうが、お気楽だなあという感じですねぇ。

観望記

2000年8月30日 自宅前路上

 夕方、空を眺めるとやけに青い。これはいけるぞと、早めに帰宅し、望遠鏡を外に出しました。夕食後、赤道儀を組み立て、北極星を極軸望遠鏡のほぼ中央へ導入。

M57
 9時過ぎ、ちょうど、死角でした。30分も待てば、見えてくるだろうと、付近を流して、再挑戦。鏡筒がうまく操作できないやと、格闘しながら導入。今日は、くっきりです。なかなかいい。

M31
 今日は、双眼鏡で楽勝に見える。M32も見えている。こりゃすごいや。

M103
 20個ぐらいです。金色の星が多い。

M27
 M57より淡いけど大きいです。今日は、フィルターなしで、形がわかります。この星雲は、どうも入れにくいので、何度か、導入練習をしてみました。何となくわかったつもりだったんですけど、この原稿を書いているときに思い返してみると、どうやって入れたか覚えていない。(^_^;

土星
 本体のほうも縞模様がよく見えるのですが、カッシーニがはっきりしないです。見えてはいますが、かっちりと来ないですね。高度が低いことも原因でしょう。

木星
 今日の木星は、最高です。10秒間隔ぐらいで、ふっと、ウネウネがくっきり見える瞬間があります。常に天体が真ん中にあると、ゆっくり見ることが出来ますので、限界の倍率もよくわかりますね。今日は、300倍ぐらいですと、まだいけると感じますが、400倍ですと、明らかに過剰倍率でした。

架台の長短所
 架台が変わると、観望スタイルが変わるようです。結局、どちらが優れているというより、それぞれ長短所があります。

たくさん見るか、じっくり見るか。−鏡筒の振り回し易さ−
 ドブソニアンですと、望遠鏡を振り回しやすいので、次から次へと天体を入れていくというスタイルになります。これは、自動追尾がないので、放っておくと、天体が視野から外れてしまうことにも、起因します。
 赤道儀は、ドブソニアンと比べると振り回しにくいです。赤道儀、三脚及び鏡筒の干渉を常に気にしながら、操作の重い赤道儀を操作するという事になります。クランプを外していても、ウェイトも一緒に動かすので、鏡筒が重く感じます。また、鏡筒の姿勢が、水平からずれるに従い、バランスが変わってきますので、これを支えるのもなかなか大変です。導入した後、クランプを固定するわけですが、鏡筒を支える姿勢によっては、クランプに手が届かないなんて事もおきます。

たくさん見るか、じっくり見るか。−観望対象の安定性−
 ドブソニアンでは、常に手動で天体を追い続けなければなりません。これに対し、赤道儀は、自動追尾させてしまえば、天体は、常に視野の中心です。この追尾の安定性は、同じ自動追尾でも ETX-90EC とは別格です。ギヤの遊びが吸収された瞬間に 300 倍の惑星がぴたっと止まります。ETX-90ECでは、ここで、行きつ戻りつして、静止させるのに操作を必要とします。こうした特性の違いから、赤道儀では、最適なアイピースを選びじっくりと観察したくなります。

アイピースの交換しやすさ
 アイピースの交換のしやすさは、赤道儀の圧勝です。ドブソニアンで、重いアイピースを使いますと、取り外した瞬間にバランスが崩れ、鏡筒が勝手に動き出してしまう事がありますが、赤道儀の場合はそういう心配がありません。

観望の人数
 みんなで、順に見るならば、赤道儀でないと、視野から対象が外れていきます。また、子供などは、注意していても接眼部をぐいっと引っ張ってしまう場合があり、これも、対象が外れる原因となります。これに対し赤道儀では、多少接眼部に力が加わっても、対象は視野内にありますので、あまり気遣う必要がないです。特に暗い天体などは、アイピースを覗き慣れていない眼には、しばらく見続けないと見えてこないようです。この点でも、赤道儀は優位です。

現在の気持ち
 一人でも、じっくり見るなら赤道義、メシエマラソンやるならドブソニアン。やはり、TPO で使い分けたい。

苗村鏡への主鏡、斜鏡交換

2000年9月  主鏡、斜鏡とも、高精度鏡(苗村鏡)に交換しました。主鏡の直径が、セルより大きく収まらなかったので、セルを10mmアルミ板で製作しました。鏡の装着方法は、シリコンコーキング材による接着です。交換して、像がとても良くなりました。ピント位置が非常にシビアになり、星はピンポイントで、バックグラウンドも暗くなりました。以前の鏡では不可能であった こと座のダブルダブルは、間隙が黒く、きれいに分離します。月は、レリーフを手にとって、眺めているような臨場感があります。木星の縞模様は圧巻です。シーイングが良好ですと、極の方まで、きれいに縞が分離します。
 しかしながら、鏡筒に直径に余裕がないため、視野角は 0°です。鏡筒を交換する必要がありそうです。

観望記 栃本 2000年11月25日

M34、hx、
M37 85倍で、視野の1/5ぐらい、暗い星が50個ほどで、これぞ散開星団という感じですね。
M36 
M38 M37 とは対照的に、明るい星が20個ほど見えました。
NGC1893 この周囲は、星が多いので、これがという同定がしにくいです。たしかに三ツ矢の形に星が並んでいます。
M78 ウルトラマンの故郷、二つの恒星と、それに照らされるガスが、ブタの鼻のようにも見えます。
NGC1528
M1 暗いです。自宅前よりも明るく感じますが、大きく異なるということはないですね。
M41 明るい、大きい、わかりやすい。ファインダーで観た方が見応えがありますね。
NGC2244、NGC2237 バラ星雲 最初、O3フィルターをかけて、85倍で観ていたら、周囲の散光がバラのように見えない。神奈川のTさんの”倍率高すぎ”のご指摘で30倍にしたら、なるほど納得、バラの花びらのような散光星雲が見えました。
M81、M82 30倍で、同視野に2つ入れて楽しみました。
M47 
M46 フィルター無しでは、散開星団、O3フィルターを付けると、上方に惑星状星雲があるのがわかる。1度に二度楽しめる。
M101 
木星、土星
火星 火星が上がる頃には、シーイングが悪くて、模様が見える状態ではなかったです。

観望記 栃本 2000年12月23日

木星 シンチレーションが悪いです。時間が経つに連れて、次第に良くなっていきましたが、縞2本ぐらいです。

土星 本体のグラデーションがハッキリせず、風で鏡筒が揺れることもあり、あまり、、

M42 オリオン大星雲

NGC2244、NGC2237 ばら星雲 今日は、周囲の散光が、先月ほどハッキリしないなあ。まだ時間が早すぎたかな。長方形の6個の星の並びが目印です。だいぶ覚えました。

NGC2264 クリスマスツリー  クリスマスイブはこれでしょうと、入れてみました。う〜ん、いまいち、確信が持てない。星団というには、まとまりがなさ過ぎる。心配になって、市川副会長に、ひしゃげた菱形のような形をしているがこれがそうかと伺ってみたら、どうもこれがそうらしい。それで、散光星雲をといわれて、探したが、散光星雲だらけ、、、、結局、1時間くらいこの周辺を散策していました。
 帰宅してから、The Night Observer's Guide を見て納得。予習が足りなかったです。反省 m(_ _)m

M44 プレセペ  これも、久々、一年ぶり? ファインダーで見るぐらいが、美しいです。

M67、M48 同じような大きさの散開星団。ファインダーで見えているから、導入も簡単。

M81、M82

等倍ファインダーの装着 (2000年12月23日)

 QUICKFINDER (テルラドのような赤い照準が浮かび上がる等倍ファインダー、笠井トレーディング)を装着しました。M67、48のような大きめの散開星団なら、一発で入れることが出来ます。7x50 ファインダーへのつなぎとしても、なかなかよろしいです。照準を点滅させることもできるので、淡い対象でも、消えているときに確認できます。問題は、鏡筒のどこに取り付けるかでしょうか。ニュートン反射+赤道義という組み合わせは、接眼部が覗きにくい位置に来ることもあり、これは、ファインダーでも同じなのです。鏡筒回転がもう少し楽に出来ると良いのですが、、、

 

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