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20003.10.02 18:27 FL-70S PL12.4mm? C2Zoom

初心者のための望遠鏡選び

 何を見たいか? などと野暮なことは申し上げません。 核心と信じる事項を独断と偏見で書いておきます。(加筆中)

1. 口径=性能である。

 望遠鏡の分解能は口径に比例し、像の明るさ(集光力)は口径の二乗に比例します。
分解能が高ければ、倍率をあげても鮮明な像が得ることが出来ます。土星の輪にある隙間や木製の縞模様などを詳細に見ることが可能となります。また、集光力が高ければ、暗い天体も見ることが出来ますので、銀河や惑星状星雲など観望対象が広がります。
 望遠鏡の性能は、口径そのものと申し上げても過言ではありません。

 しかし、大きいことには多くの問題があります。
 まず、高価になること。望遠鏡の価格は、口径のおよそ 2 〜 3 乗に比例します。大きくなればなるほど急激に高価になっていきます。焦点距離が伸びるので低倍率が出しにくくなることも、欠点といえば欠点です。
 他にも、扱いや運搬が難しくなること、大きな保管場所が必要になることなどの弊害があります。

2. 使い勝手は、架台で決まる。

 望遠鏡の視野は、角度でせいぜい1度ぐらいです。200 倍では 0.2〜0.4 度ぐらいです。架台は、こうした角度を容易に調整でき、保持する必要があります。

 初心者向きの望遠鏡というのは、この架台が貧弱なものが非常に多いです。1 度という角度は、支点から 15cm の距離では、3mm に相当する距離です。天体を視野に導入したとして、ピント調整のために望遠鏡のピント調整ノブに触ったとき、鏡筒が 3mm 移動したら、天体は視野から外れてしまいます。

 快適な使い勝手のためには、バックラッシュ(遊び)やタワミが 0.1 度以下であり、かつ、0.1 度以下の調整が容易である事が必要です。安価な望遠鏡にとって、かなり厳しい要求です。使い勝手が悪くては、いくら望遠鏡が高性能でもその性能を発揮できません。 星空観望を快適に楽しむには、使い勝手の良い架台が必要です。 望遠鏡より、架台のほうが高価な場合が多々あります。私の場合も、最も高価な機材は架台( G 11赤道儀)です。

 大がかりな架台を作らずに、これらを実現する方法としては、ドブソニアンや一部のフリーストップ架台などがあります。

3. 倍率は変えられる。むやみに倍率を上げても意味がない。

 倍率は下記の式で計算出来ます。

 倍率 = 望遠鏡の焦点距離 ÷ アイピースの焦点距離 [倍]

 望遠鏡の倍率を 200 倍以上に上げる機会は、多くありません。理由は、上記の口径からくる分解能の限界、そして大気の揺らぎによる像の揺れです。

 口径による分解能は、口径 5cm の望遠鏡では、視力 1.0 の場合、80 倍でレイリーリミット(分解能の指標)を超えます。実際には、もう少し高い倍率まで像のボケが目立ちませんが、せいぜい 100 倍までです。口径 5cm で、100 倍、すなわち、口径の cm 読みの 20 倍ぐらい、そして最大でも 200 倍ぐらいが、倍率の目安です。

 ですから、アイピースを変えれば300 倍でも 500 倍でも可能ですが、像はボケていくだけで意味がないし、そのような高倍率で快適に使用できる架台は、非常に大型になります。

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