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ハワイ2015 三度目のハワイ

(まだ書きかけです。)

2015年12月 「1日だけ頑張れば、後はバカンス」

 Pacifichem2015 という国際会議で2件ほど発表を行うので、ついでにと家族全員でハワイへ行ってきました。到着の次の日に、2つの発表を早々に片付け、その後は完全なバカンスモードで遊んできました。

付記
( 公金不適切支出問題と同様の疑念を持たれないように付言しておきますが、今回のハワイ行きに関しては、会議出席を含む全日程を、勤務先には休暇あるいは欠勤扱いとし、会議登録費、渡航費を含む一切の費用を自費で出しました。これはこれで公私混同も甚だしい、という批判は甘んじてお受けします。しかし、昨今の議論を見ると、研究行為が委縮しても、不適切支出を指摘されるほうが怖いです。)

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2015年12月15日 羽田→ホノルル、アラモアナセンター、会議参加手続き、ウオルマート

 2011年と同じ、23:55 発のハワイアン航空で羽田を出発。現地到着は、11時台でした。飛行時間は6時間ちょっとです。これは、ジェット気流が速く、ルートも良かったということを意味します。この冬はジェット気流の蛇行が激しいそうで、その影響でしょうか。これは、つまり帰りの便では、より時間がかかることを意味します。実際、帰りは9時間かかりました。
 下左の画像は、羽田に駐機している搭乗機です。この角度からですと、ハワイアン航空の派手な塗装は見えません。右の画像は、ホノルル空港からアラモアナへ向かう途中の道路です。片道5車線あります。この景色を見ると、ハワイへ来たなという気になります。この日は、ハワイ初めての同行者のためにアラモアナセンター散策、ウオルマートというショッピングセンターでアメリカンライクなお買い物で時間を過ごしました。その合間に、私だけハワイアンコンベンションセンターへ行き、参加登録、発表用のスライド原稿アップロードなどを行いました。

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 夕食は、シェラトンワイキキ内のレストラン、カイマーケットでビュッフェ。ビュッフェは気楽ですが、アメリカの場合、味付けは似たり寄ったりで、どこのビュッフェで食べても同じような味がするので結果的に飽きます。下味が付いていないと言ったらよいのか、塩と胡椒だけという感じがします。

2015年12月16日 国際会議参加

 Pacifichem2015 国際会議に関する詳細な説明や反省の弁は省略させていただきます。まあ、無難にこなしたということで、、、 
 私は、英語が今ひとつなので、複雑な質問を受けてしまうと結構つらいことになることがあります。しかし、国際会議の発表というのは、常習性があり、また行きたくなります。このPacifichem という国際会議は、5年に一度開催されます。場所は、アラモアナコンベンションセンター、ワイキキのホテル等、複数の会場で同時開催になります。発表が1万件を超えることがあり、この件数をこなすため、日程は少々クレイジーで、今回は、朝の8時過ぎからセッションが始まり、終わりは夜の9時でした。運悪く、発表は、朝と夜の最終の2つに当たり、ホテルを出たのは午前7時半、会議場を出たのは、午後9時半過ぎでした。さすがに、この時間になると、世界有数の観光地でもまともな食事は難しく、結果的にコンビニで適当に食材を買い、ホテルの部屋で貧相な夕食を取ることになりました。
 今回の合い言葉は、「1日だけ頑張れば、後はバカンス」 です。自ら、にんじんを目の前にぶら下げた気分で、本日一日を乗り切りました。

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2015年12月17日 ハワイ島日帰り観光

 というわけで、バカンス編の始まり。
 早朝のホノルル発のハワイアン航空機に乗ってハワイ島ヒロ空港へ。着陸前にマウナケア山の山頂の天文台群がくっきりと見えました。初回の時は、あそこへ行ったんですよね。おそらく、一番右の建物がすばる天文台だと思います。ところで、使用機は、B-717 でした。主翼に修理痕が目立つ機体でした。B-717は、死亡事故が起きていないというのがウリの一つで、その点では少し安心でしたが、いつ起きるかわからないのが航空機事故です。この飛行機のエンジンは、後部に取り付けられているので、右の画像のように、座席によっては中が覗けます。巨大なタービンが高速回転していると思うと、ちょっと恐怖を感じます。

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飛行機から見えたマウナケア山頂    B-717のエンジン 

黒砂海岸
 下の画像が何なのかおそらくわからないでしょうね。黒砂海岸の岸辺すぐのところで海藻を食べているウミガメが、波が来てひっくり帰りそうになっているところです。岩場の波打ち際で、手が届く距離です。こういう至近距離にある自然というのが、ハワイ島の魅力の一つなのだと思います。

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黒砂海岸の波打ち際でひっくり返りそうになっているウミガメ

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ハワイ島にあるカメハメハ大王像

 ホノルルにあるのと同じ鋳型を使っているはずなので同じはずですが、少し違って見えます。 なお、槍は修理中とのことで、持っていません。槍が無いのは、かなり珍しい光景ではないかと思います。

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ヒロに古い市街地 : 雨期なので雨が降りますが、すぐに青空が出ます。

虹の滝
 滝が適当な大きさの水沫を作るのと、滝そのものの形状が虹の発生に適しているので、太陽との関係が良いと虹が見えるようです。

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虹の滝

ハレマウマ火口
 キラウエア火山の数ある火口の中で最大の火口の一つです。この大きさは、圧倒されます。以前は、火口付近に近づけたようですが、有毒ガスが発生し、現在は、この距離までだそうです。それも、風向きによっては、この距離に近づけないのだとか。

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ハレマウマ火口

溶岩の上
 溶岩は、そのまま海まで行っているそうです。この位置から、海岸まで約 5 km です。良く知られているように。キラウエア火山の溶岩は、流動性が高く、粘度が高いので、表面は、のっぺりとしていますが、中は気泡が多くがさがさした溶岩しており、割れ口は紙やすりのようです。表面は非常に滑りにくく。かなりの傾斜がありますが、滑ることなく歩けます。

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溶岩トンネル
 溶岩はまず表面の温度が低下し固まりますが、内部はまだ固まっていません。内部の固まっていない部分が流れ出てまうと、このようなトンネルが出来上がるそうです。

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 ハワイ島で行ってみたいと思いながら実現できていないのが星空ツアーです。これをするためにはハワイ島に一泊する必要がありますが、今回は日程の関係で、この一泊を実現できず、結果的に断念しました。次回の楽しみといったところです。

 ところで、昼食は、ハワイ大学ヒロ校付属のイミロア天文学センターに併設されているスカイガーデンレストランでブッフェでした。ここは、最初にハワイに行った5年前に、ホノルル行きの飛行機の時間が迫り夕食を食べ損ねた因縁の場所です。
http://www.imiloahawaii.org/230/japanese

2015年12月18日 午前:ワイキキ海岸で海水浴、午後:ポリネシアカルチャーセンター

 ハワイは北半球に属しますので、季節は冬ですが、それでも 24℃ あり、充分に海水浴が出来ます。今回は、一応、泳いできました。水は少し冷たかったです。

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ワイキキ海岸で海水浴

ポリネシアン・カルチャー・センター

 いろいろご意見もあるでしょうが、私としてはちょっと残念な内容だったと思います。 大学の付属施設とのことで、学術的に貴重な資料とか伝統文化の保存を期待していましたが、アトラクション重視のエンターテイメントでした。ディズニーランド大好きな方にはお勧めできます。ヨーロッパの古城が好きな方には、作り物であることが目に付くのではないかと思います。園内には、日本語表記が全くありませんので、初めての方は日本語のガイドツアー付きが良いかと思います。

 ポリネシアンカルチャーセンターの日本語サイト http://polynesia.jp/  英語サイト http://www.polynesia.com/ この2つのサイトで料金体系が異なります。

 下記に、このセンターの設立の趣旨が書かれています。
    http://polynesia.jp/information/aboutus/
 最初にポリネシア文化の保存が書かれていますが、おそらく主目的は字数の多さでもわかるとおり、後者のブリンガム・ヤング大学の学生の奨学金が目的であろうと考えられます。この点では、エンターテイメントがメインになるのは良く理解できます。
 ちなみに、末日聖徒イエス・キリスト教会というのは、一般にモルモン教として知られています。キリスト教関連団体が運営しているという眼で見ると、意図にキリスト教による救済、いわゆる西洋史観、キリスト教的史観を感じます。しかしながら、エンターテイメントとして楽しむためにはこんなこと考えないほうが良いです。余計なことを書きすぎました。

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双胴型の船の上での、ポリネシアン各地の踊り

2015年12月19日 午前:ダイヤモンドヘッド登山  午後:カイルア散策 RUTH's CHRIS で夕食

 二度目のダイヤモンドヘッド登山です。前回と比較し、これといって変化がありませんが、頂上から眺めるワイキキビーチは箱庭のようで美しいです。

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ダイヤモンドヘッド 右側の白い建物が最終のトイレ

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ダイヤモンドヘッドから見たワイキキビーチ  箱庭のよう

カイルア散策

 カイルア滞在時間は2時間ほどでしたが、行ってきました。有名な Boots & Kimo's で名物のパンケーキとオムレツを食べていました。他に Radioshack という全米展開している電気屋で日本で売っていそうにない電気器具を物色しました。電気用品安全法のPSEマークのない製品は、購入しても日本のコンセントに接続出来るかどうかは微妙です。個人輸入では接続可能らしいですが、自己責任です。その後、スーパーでお土産や怪しいジャンクフードを購入しました。

ルースズ クリス での夕食
 ウルフギャングでと思いましたが、日本のテレビで紹介されたためか、満席で予約できない状態。それでも、もう一つの名店である Ruth's Chris を予約し行ってきました。ここは、最初にハワイに行った5年前にも食事をしたところです。ステーキは定番であるフィレミニヨン、リブアイ、ニューヨークストリップを選択、他にシェフサラダ、ロブスター、ポテト、ボトルワインを各1つずつ注文しました。これぐらいなら4人でシェアすれば行けるだろうと思っていましたが、家族3人は早々にギブアップ。私だけでおそらく肉は半分ぐらい食べたと思います。おいしかったし満足しましたが、その後1週間ぐらいは、肉を食べたいという気になりませんでした。JTB などで予約すると量が少なめの日本人向けのコースもあるのですが、やはり肉をがっつり食べてみたかったし、その醍醐味を味わって欲しかったです。ワインは、お勧めワインの中からカベルネソービニオンのを選びました。SPELLBOUND のカベルネソービニオン、2013 年です。新樽の香りが良く、味はタンニンが心地よいフルーティな味わいの、いかにもカリフォルニアワインという感じで、ステーキに非常に良く合いました。

2015年12月20日 午前:アラモアナセンター散策、午後:ホノルル→羽田(21日21時に帰国)

 昼食はアラモアナセンター3Fにある Islands というハンバーガー屋さん、ここで日本サイズの2倍はあろうかと思われるハンバーガーを4人で2つ注文しました。

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帰りの飛行機  ハワイアン航空A330-200

メモ

Pacifichem
 5年に一度開催される化学系の国際会議です。この国際会議開催中は、ワイキキを訪れる観光客の約1割が、会議関係者およびその家族であろうと思われます。観光地で開催される国際会議ですので、家族サービスも合わせてと考える方々も多いです。今回は私もそうした方々の一員だったわけです。とにかく人数が多いので、どこへ行っても会議関係者に会います。今回もワイキキを歩いていると、ネームカードをぶら下げたり、コンベンションバッグを持つ人と必ず会いましたし、観光地でも少なからずお会いし、またツアーに同行もしました。
 Pacifichem に限らず、国際会議というのは、大都市で行われるか、あるいは観光地で行われることが非常に多いです。大都市で開催するのは、宿泊と交通の確保が便利なこと。観光地で行われるのはこれに加えて参加者のモチベーションでしょう。東京で開催されるんだったら行かないかも知れないけど、ワイキキだったら行こうかという動機付けは非常に重要と思います。お忙しい方には、家族サービスを兼ねられるというのも利点の一つかも知れません。

ブッフェ
 今回は、なんやかんやで3食ほどブッフェスタイルの食事を取りました。値段的には、$20-55といったところで、2回はツアー飯です。高額になるに従い品数も増えますが、肉に関してはバリエーションがありません。肉は、あまりした味を付けることなく塩など基本的な調味料を使い、焼くか茹でるかで、どこで食べても同じ味という感じです。そんなわけで、今回はアメリカの食事の単調さが印象に残りました。

ABCストア
 前回よりも増殖していました。ワイキキでは、1ブロックに1店舗という割合であるんじゃないでしょうか。他に、シェラトンにはローソンが、ルースズクリスの裏にはセブンイレブンがあり、至るところにコンビニがあります。日本のコンビニもそうですが、こちらのコンビニもスーパーに比べれば割高です。お土産用のチョコレートを大量買いするのであれば、アラモアナのウオルマートへ行かれることをお勧めしておきます。

ばらまきお土産
 日本人のお土産の大量買いというのは、現地でもよく知られているところです。ハワイを訪れる観光客の大半は、北米からですが、彼らにはそういう風習がないために目立つようです。確かに、そう言われてネットで「ばらまきお土産」「お土産ばらまき」で検索してみると、大量に出てきます。
 いろいろとしがらみがあり、私達もバゲッジの大半が知人や勤務先などへの「ばらまきお土産」で埋まり、数百ドルを費やしましたが、何とも釈然としない風習だと思います。

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